「油」と聞けば太るというイメージが強い方も多いのではないでしょうか。
もちろん揚げ物など身体に良くない油を取り続けることは病気のリスクにも繋がるのですが、油の中にもダイエット効果がある油があります。
それがMCTオイル
MCTオイルは天然素材由来の油で、痩せる油として近年注目されているダイエット食品です。
今回はこのMCTオイルについてその効果や摂取する際の注意点をご紹介していきます。
目次
MCTオイルとは
MCTオイルはMedium Chain Triglycerideの略で、中鎖脂肪酸のことになります。
脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に大きく分けることができ、さらに飽和脂肪酸は構成する炭素原子の長さから短鎖、中鎖、長鎖の3つの脂肪酸に分けることができます。
その中の1つが中鎖脂肪酸(Medium Chain Triglyceride)に当たります
体に良くないとされる油は長鎖脂肪酸ですが、これに比べて中鎖脂肪酸は構成する原子が短いことから体内への消化吸収が早く、水に溶けやすいことが特徴です。
中鎖脂肪酸はココナッツオイルにおおよそ60%、牛乳に8%ほどしか含まれないため普段の食事からは意識しないとなかなか摂ることができません。
効率よく摂取するため100%中鎖脂肪酸として配合したものがMCTオイルです。
最近ではバターコーヒーの材料としても使われるなど、ダイエット食品として人気が高まってきています。
MCTオイルのダイエット効果とは?
MCTオイルにはダイエット効果がありますが、そのメカニズムを見ていきます。
MCTオイルは脂肪になりにくい
MCTオイルは長鎖脂肪酸に比べて吸収が早いことが特徴ですが、吸収が早いがため脂肪として蓄積されにくいです。
長鎖脂肪酸は小腸から血管やリンパ管など身体中を巡ってから肝臓に運ばれるため。エネルギーとしては使われづらく、一方で体脂肪としては蓄積されやすいです。
身体に良くない油を取りすぎると太るメカニズムですね。
しかし中鎖脂肪酸は小腸から吸収されると直接肝臓へ運ばれ、すぐエネルギーとして使われます。
すぐにエネルギーとして使われることから体脂肪になりづらいのです。
ケトン体を作り痩せやすい身体になる
またMCTオイルは肝臓でエネルギーとして使われる際に、ケトン体という物質を作り出します。
ケトン体はエネルギー源である糖質が無くなると肝臓で脂肪を分解してエネルギーとして作り変えられる物質ですが、MCTオイルと摂取することでケトン体を素早く作ることができるのです。
ケトン体をエネルギーとしている状態をケトーシスといいますが、糖質制限ダイエットはこのケトーシス状態に身体を保ち、脂肪をエネルギーに変えることで痩せるというものです。
つまりMCTオイルを摂取し素早くケトーシス状態になると、その他の脂肪もエネルギーとして使われやすい、痩せやすい状態になることができるのです。
MCTオイルで代謝が上がる
MCTオイルは消化吸収が早く素早くエネルギーに変わるため、代謝が上がる事もわかっています。
食事をすると、食べ物の一部がすぐエネルギーに変わるため、代謝が上がります。
タンパク質はエネルギーに変わる割合が大きいため、タンパク質を摂取すると代謝が上がると言われています。
MCTオイルもこのエネルギーに変わる割合が大きいため、代謝アップの効果があるのです。
MCTオイル自体が脂肪になりづらく、その他の脂肪もエネルギーに変えやすい状態を作り出し、さらに代謝アップ効果もあるということからも、ダイエット効果があるということが理解できるかと思います。
MCTオイルの使い方
MCTオイル自体は無味無臭なため、ドレッシングに入れるスムージーに入れるなど様々な方法で摂取することができます。
もっとも有名なのはバターコーヒーですね。
MCTオイルとグラスフェッドバターを無糖のコーヒーに入れよくかき混ぜて飲むもので、アメリカでは「完全無欠コーヒー」と呼ばれ人気です。
このコーヒーで実際にダイエットに成功したという報告も上がっていて、「バターコーヒーダイエット」と呼ばれています。
MCTオイルの副作用
MCTオイルは消化吸収が早く腸内が活発に成るため、急激に水分量が増え、下痢になる可能性があります。
実際に研究でもMCTオイルはお腹が下痢になるリスクがあることがわかっています。
しかしこれは一過性ももので、身体に悪影響ではないため量を調整すれば問題ありません。
また乳製品と合わせて摂取することで下痢のリスクが抑えられるので、ヨーグルトや牛乳に入れて摂取することで下痢のリスクを抑えることもできます
カロリーオーバーになりやすい
MCTオイルと言えどやはり油であることに変わりはなく、1gあたりおおよそ9Kcalになりますので、カロリーオーバーになる可能性があります。
ダイエットの基本はやはりカロリー制限が一番大切で、その次にカロリー内で身体に良いものを摂取することです。
かならずカロリーを考慮した上で、摂取するようにしましょう。
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☆サラダ、ヨーグルトなど、お気に入りの食品に加えましょう。 -
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毎日大さじ1(15 mL)を摂取します。MCTオイルは、サラダドレッシング、ソース、従来の料理用油の代替品として使用できます。比較的低温で煙が発生するため、揚げ物には使用しないでください。
MCTオイルのまとめ
バターコーヒーダイエットなどで有名な「MCTオイル」について紹介いたしました。
摂るだけで劇的に痩せるというものではないので、基本的にはバランスのいい食事と適度な運動を心がけ、その中でMCTオイルを調節して摂取するようにしましょう。
そうすることでよりダイエット効果を体感することができるでしょう。